アメリカ人の書いたキャリア関連の本の感想
最近、キャリアや仕事のやり方、会社の中での身の振り方について考えたくなったので、IT業界のキャリア関連の本を2冊読みました。
ソフトウェアの世界でキャリアを築く Making it Big in Software
- 作者: サムライトストーン,Sam Lightstone,吉平健治
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2012/04/25
- メディア: 単行本
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- 作者: Chad Fowler,でびあんぐる
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2010/02/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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オーム社は最近立て続けにいい訳本出してますよね。
ハズレがない感じがします。
それはともかく、この2冊を読んで一番強く印象に残ったことは
アメリカも日本もIT系エンジニアの実態はほとんど変わりない。
ということです。
アメリカというと、シリコンバレーの企業に対する印象が強いもので、
華々しい起業、OSSで有名に、大手の高額報酬、レイオフ、アメリカ人らしい大雑把さやオープンさ
などのイメージがあったのですが、
この2冊で書かれているエンジニアの生き方は何も日本と変わりないものでした。
大学なり何かなりで情報科学について学び、就職活動をし、会社組織の中で人間関係に苦労し、上司に成果をアピールし、転職し、OSSや勉強会に参加し、オタクとして生きる。。。
大手の高額報酬、レイオフ、という部分には差異がありますが、その他の点は本当に何も変わりません。
もしかしたら、自分がいるweb業界という業界が、特に日本的な部分が少ない業界だから、という要素があるのかもしれませんが、
やはり、処世術、人との関係の持ち方、成功への道、という社会的人間的な部分がアメリカと日本で何も違わない。
アメリカ人の思考って日本人とあんまり変わらないんだなあ〜というのが驚きでした。
と、第一印象についてばかり書きましたが、事細かにキャリアや仕事のやり方についてセキララに書かれていて、そういうことを経験から学ぶのが苦手な自分には非常に役立ちました。
何度も読み返そうと思います。