cocos2d-xで等角タイルマップを扱うときのはまりどころ

■必須設定
http://www.cocos2d-x.org/boards/6/topics/25129
に設定を記載してくださった方がおり、この記事はその紹介です。

cocos2d-xバージョン2.1.3rc0(5/1リリース版)で等角タイルマップを扱うための必須設定は以下となります。
AppDelegate.cppに以下を加えます。

CCDirector *pDirector = CCDirector::sharedDirector();
pDirector->setDepthTest(true);
pDirector->setProjection(kCCDirectorProjection2D);

前者はCCNode::setVertexZ()を用いて、Z座標を操作する場合にのみ必要です。
前者はcocos2d-iphoneでは不要でした。

後者はcocos2dを2D投影モードなるものに設定するらしいのですが、どういうものかは未調査です。
わかったら追記しようと思います。

Tiledエディタでレイヤーのプロパティにcc_vertexzを設定する必要がありますので、それについては以下を参照してください。
http://www.cocos2d-x.org/projects/cocos2d-x/wiki/TileMap

■tmxファイル(Tiledエディタで作成したファイル)に対する制限
・タイルセット画像は一個しか扱えません。複数使っているとエラーになります。エラーメッセージが吐かれます。
  複数のタイルセット画像を使いたい場合はTexturePackerなどで1ファイルにまとめましょう。

・各レイヤーに必ず一つはタイルが必要です。
  全く無いレイヤーがあるとエラーになります。エラーメッセージが吐かれます。

cocos2d-xの場合はまだ情報が少ないこともあってはまりやすいので、エラーメッセージを見ることがデバッグのポイントになのかもしれませんね。

■おまけ
http://www.cocos2d-iphone.org/wiki/doku.php/prog_guide:tiled_maps
cc_alpha_funcの意味がよくわからない。。。