IT系は理系か?

IT系は理系とはいえないではないか、とよく考えるのですが、数学的、図形的な頭の使い方を多少なりともしたのは仕事ではブラウザのベクターグラフィックスライブラリが最後です。
コンパイラとかパーサとかは、文字列処理だと思うとあんまり食指が伸びなて食わず嫌いです。
OSはよく知りませんがどうなんだろう。。。面白いテーマがあるのかな?誰か教えてください。
自分自身、楽しくて寝る間も惜しんで没頭できるような分野をITの中でずっと探しています。
いや、少しは目星はついているのですが、それをやって生きていくようなキャリアを作っていくのが困難なだけですね。

前職で、「文字列データを扱うプログラミングよりは図形的な仕事がしたい」と言ったら、マネージャの頭にははてなマークが浮かんでおりました。
何を提供したいか、どうやって売上を上げるか、というのが組織のレベルだと大事ですが、個人のレベルとしては、作業が自分の感性にあっていて楽しいか、というのを大事にしています。
というか、作業が感性に合ってなくてつまらないと、仕事に主体的になるのに意志力と精神力が非常にいりますし、アイディアは出ないし、勉強が退屈だし、ストレスがたまるので休憩が増えます。
数学が好きで歴史が嫌いな高校生が、歴史ばっかり勉強するようなものですね。

こういう性格的側面は、なかなか話が通じる人がいないですね。(話す機会が無いだけな可能性もあります。)
IT系であまりそういう人に合わなかったし、そういう仕事が無いので、IT系って本当に理系なのだろうか、と思ったりするわけです。
(自分の中の、理系=理数系 という、偏った考えが原因な感じもしますが。)
僕の中でいうと、IT系に必要なのは国語的論理学(数学的論理学ではない)です。
よく、論理的に考えろ、とか、ITエンジニアには論理的思考力が必要、と言いますが、あれはほとんど国語的論理学だと思っています。

だから、数学が得意な人はプログラミングが得意だという説がありますが、僕は否定しています。


僕の好きなタイプの本を一冊あげます。この本は楽しいですよ。
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