フットサルボード(Flexアプリ)をApple審査にかけました

最近人に教えられて初めて知ったのですが、iOSの5.1へのバージョンアップ時に、3G回線のアプリサイズ制限が20MBから50MBに緩和されたとのこと。

http://www.appbank.net/2012/03/08/iphone-news/380678.php

僕がフットサルボードをFlexに移植した後に、機能追加するばかりで一向にリリースしないのはFlexを使うとHelloWorldレベルのアプリでも平気で19MB程度になることでした。

今回の制限解除で、23MBある我がアプリも無事にリリースできると言うわけです。
Flexは、ユーティリティアプリを作るのには本当に作りやすい環境なので非常に助かります。

具体的にFlexで作ったモバイルアプリのメリットデメリットをまとめてみます。

■メリット
AIR環境、AS3環境で作れる。AIRは、ゲームを作るにも適した環境であり、同じツール、同じ言語で、適用範囲が広いのは大きいと思います。
・プラットフォーム非依存性が高いです。AndroidiOSの差異の吸収、画面サイズの差異の吸収をフレームワーク側である程度受け持ってくれます。
Flexに慣れてれば作りやすいです。そして高級な環境なので慣れるのは易しいです。

■デメリット
・これが一番の懸念点。FlexはもともとOSSでしたが、ついにAdobeの手を離れてしまいました。Adobe経営判断としてFlexにはリソースを以前ほど割かないと思われ、今後は開発が積極的に行われない可能性が高いです。
・アプリサイズの肥大化。Flexだと16MB程度の上乗せは覚悟すべきですかね。
Flexの機能を積極的に使ってしまうとやはり遅い感じがします。iPhone3GSのような前世代端末で顕著。
・これはメリットでもありますが、UIがFlexのものになります。
・もちろん、一部、ネイティブで使える機能が使えません。